組織について

機構長挨拶

先端医療研究開発機構(iACT)は、2020年4月に本院の臨床研究関連組織を発展的に改組することにより設置された臨床研究支援組織です。その間、世界最先端の研究シーズを一気通貫でスピーディーに臨床応用に結びつけることで、わが国の医薬品・医療機器開発の加速に多大な成果をもたらす拠点として活動し、現在まで13件の医薬品・医療機器・再生医療等製品の上市を支援してまいりました。2017年に厚生労働省より臨床研究中核病院に認定されたのに引き続き、2021年12月には文部科学省より京都大学が橋渡し研究支援機関、2022年6月には異分野融合型研究開発推進支援事業機関に認定され、その拠点としてアカデミア発の医療シーズ(医薬品・医療機器・再生医療等製品・体外診断薬)に対する支援や医療実用化を目指した広範なシーズ育成を行っています。さらに、2023年9月にはAMED再生・細胞医療・遺伝子治療実現加速化プログラムにおいて、「再生・細胞医療・遺伝子治療研究実用化支援課題(規制・社会実装支援課題)」に採択され、伴走支援拠点として活動を行っております。
本機構では組織運営に当たり3つの方針を掲げております。一つ目は研究活性化(Science)で、京都大学の強みを生かした研究開発の促進、迅速な意思決定に基づく戦略的研究支援を目指しています。二つ目は財政自立化(Finance)で、時限的な公的研究費依存から脱却し、業務の効率化を図るとともに、学内外リソースの活用と企業治験収入の増加による自立化を目指しています。三つめは人材力強化(Human Resources)で、支援人材の実践型育成による人材強化と、長期的視野に立った継続的な人材確保・育成を目指しています。
このような方針に基づく臨床研究支援により、医学研究の成果をできるだけ早く、また確実に患者さんのもとへ届けられるように今後も努力してまいります。

先端医療研究開発機構
機構長 波多野悦朗

副機構長 武藤 学

副機構長 武藤 学

副機構長 森田智視

副機構長 森田智視